歯科医師インタビュー DR interview
東京・神奈川に計6院展開している、「医療法人社団 白浩会エス歯科グループ」に勤める池 洋典先生のインタビュー記事です。一日の業務の流れや、教育体制についてもご紹介します。
東京・神奈川に計6院展開している、「医療法人社団 白浩会エス歯科グループ」に勤める池 洋典先生のインタビュー記事です。一日の業務の流れや、教育体制についてもご紹介します。
国立東京医科歯科大学 歯学部 卒業
東京医科歯科大学歯学部附属病院にて勤務
首都圏医療法人歯科医院にて勤務
2014年 医療法人社団白浩会 エス歯科グループ入職
2019年 エス歯科クリニック 院長就任
エス歯科のコンセプトで僕が最も重視していることは、自分の大切な人に受けて欲しいと思える治療を日々実践すること。具体的には、予知性の高い全体の治療計画を考え、その一つ一つを歯科医から見ても質の高いレベルを目指して日々治療にあたること。結果は患者さんの満足度。これにより紹介の輪が大きく広がっていく。当グループのDr陣の特徴の一つでもありますが、紹介ケースが非常に多いこと。ユニット4台の1つのクリニックから、10年でエス歯科が成長してきた秘訣です。
たとえば、8番の埋伏抜歯のケースがあったとします。特にリスクが高いケースでなくとも、自分では無理と判断して紹介状を書くことは医療行為としては正しいかもしれません。ただし、埋伏抜歯の紹介状を当たり前とする医院に勤務した場合、外科のスキルは思うように身につかない。これは、埋伏抜歯だけでなく色々な診療科目に共通して言えること。
形成・印象の精度にこだわりスキルの高いラボと連携して審美補綴ケースを仕上げる、また他院で抜歯と診断された歯をマイクロスコープやCTを自在に使いこなし精密根管治療で歯を残す、欠損に対しインプラントの設計・オペ・補綴までの一連の流れを緻密に行うインプラント治療の基礎から、抜歯即時埋入やGBR・ソケットリフト・サイナスリフトなどインプラント治療の応用まで、またマウスピース矯正であれば認定医・専門医とケースを共有しながら計画を立案するなど。勤める医院の得意分野で自分の将来のスキルの上限は大きく変わります。
エス歯科は原則担当制ですが、若手Drのキャパを超えたケースは院内の先輩Drがフォローする環境があります。歯科医師として自分のキャパを超えたケースを他に紹介することは、医療事故や患者トラブルを起こさないためにとても大切な診断力ですが、同じ院内で先輩Drと一緒に併診できれば自分自身の経験値・成長に変えていける。これもエス歯科の強みの一つです。
インプラントでいえば、研修医を終えた先生については、まずは一本のシンプルケースをうまくできるように計画や設計から指導します。エス歯科グループ各院には矯正を絡めた複雑なインプラントケースや、抜歯即時、GBR、サイナスリフト同時埋入、フルマウスケースなど、普通だとあまり接することの少ないビッグケースがありふれた環境です。症例豊富な環境に身を置くことで、計画の立て方・考え方、患者さんへの説明の仕方、実際の処置のポイントなど、学べる機会は数多くあります。若手もオペに積極的に関わる教育体制は、数年後には全て完投できるよう成長させたい、そんな狙いがあります。当法人には、育成上手な先生方がたくさん居ますので、成長意欲が豊富な先生にはオススメできる職場かなと思います。
「知り合いが働いているから」というのもよくある理由かもしれませんが、自分の将来は自分でよく考えて!自分自身が興味をもった医院を必ず複数見学することをオススメします。医院ごとの特色を見極めるコツは、勤務してるDrがどんな雰囲気でどんな治療をしているか、スタッフとどんな距離感で仕事しているか。見学先で色々観察すると、入職後のイメージギャップが少なくすみますよ(笑)仕事の内容ももちろんですが、職場の人間関係も大切です。
その日に担当する患者様のカルテを確認し、不安な処置があれば先輩にフォローを頼んでおきます。全員で朝礼も行い、情報共有をします。
基本的には自分の予約枠で患者様を診療。
少しレベルアップした治療に取り組むときには先輩の
チェックを受け、フィードバックをもらいます。
時間に余裕があるときには、先輩と一緒に外出してゆっくり昼食をとることもあります。しっかりリフレッシュして、午後の診療に備えます。
夕方は仕事帰りの患者様で混み合うことも。そんなときでも先輩たちは周りの様子にも目を配っていて、困ったときにはすぐに助けてくれます。
その日の患者様のカルテを整理。「誰が見ても状況がすぐに分かるように」ということを意識して、診療中に得た情報は漏れなく記入します。
新人には教育担当の先輩がつき、マンツーマンで指導。教わる側はもちろん、教える側の成長にもつながる。治療の指針となるマニュアルも用意。ドクター同士で相互実習なども行い、切磋琢磨しながら日々スキルアップを目指しています。
院内では月1回の症例検討会や週例勉強会を開催。さらに各学会や企業主催[30 Under 30]など国内外の講習会にも参加可能。
費用は全額支援する。
法人全体の研修では、外部講師を招いた接遇
マナーの講習も実施。
開業を目指す人には、経営やマネジメントの
ノウハウも惜しみなく伝授する。
思い返せば僕自身、研修医の時に白井理事長に出会った事がきっかけでエス歯科に入りました。気づいたら10年経って、今では教わったことを教える立場になりましたが、まだまだ成長途上です。理事長はじめ分院長たちも成長意欲にあふれており、たくさんの刺激を受けながら毎年成長を実感して過ごしています。一人の歯科医師として、自信を持って治療できる治療の幅を広げられる環境に身を置きたい、そう考えるDrは是非見学に来て欲しいですね。お待ちしています。